フィットネス&スポーツ

スキー&スノーボードのためのカロリー管理

スキーやスノーボードのように活動量が増える日は、身体活動量に応じてエネルギー収支を整え、主食・主菜・副菜をそろえた食事を意識することが大切です。このガイドでは、食事記録を使って食事量と食事バランスを見直す基本を紹介します。

GAYA Editorial Team出典
スキー&スノーボードのためのカロリー管理

よくある悩み

  • 活動量が多い日と少ない日で必要なエネルギー量が変わるため、食事量の調整に迷いやすいこと。3,4
  • 外食や中食が増える場面で、主食・主菜・副菜をそろえた食事にしにくいこと。5,6
  • 忙しい日ほど朝食や食事のリズムが乱れやすいこと。6
  • 野菜や食物繊維が不足しやすく、全体の食事バランスが崩れやすいこと。7,8

🎯 重要な考慮事項

  • 推定エネルギー必要量は、基礎代謝量に身体活動レベルを掛け合わせて考えるのが基本です。4
  • 身体活動量に応じて、エネルギーや栄養素の必要量は変動します。3
  • 食べすぎ・食べなさすぎのどちらも避け、エネルギー収支バランスを適切に保つことが大切です。3,4
  • たんぱく質は多ければ多いほどよいわけではなく、身体活動量に応じて摂ることが重要です。3

なぜカロリー管理が雪山での土台になるのか

身体活動とは、安静にしている状態より多くのエネルギーを消費する、骨格筋の収縮を伴うすべての活動を指します。1 スキーやスノーボードの日は活動量が増えやすいため、普段と同じ感覚で食べるよりも、活動量に合わせて食事量と内容を見直すほうが実用的です。3,4 カロリー管理は厳しく制限するためではなく、食べすぎ・食べなさすぎを避けながら、主食・主菜・副菜のバランスを整えるための手段として使えます。3,5 また、食生活は記録して振り返ることで見直しやすくなります。6

💡 プロのコツ

  • 活動量が多い日は、普段の食事量で足りているかを記録で振り返りましょう。3,4
  • 移動時間が長い日は、座りっぱなしが続きすぎないよう休憩時に少し体を動かす意識を持ちましょう。1
  • 1日の終わりに、主食・主菜・副菜・果物・乳製品の偏りがなかったかを見直しましょう。5,6

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はじめに:雪山でのエネルギー必要量を見積もる

活動日の食事量を考えるときは、推定エネルギー必要量を基礎代謝量×身体活動レベルで見積もる考え方が参考になります。4 身体活動レベルは、座位中心の生活、ふつうの活動量、活発な運動習慣がある場合などで異なり、活動量が増えるほど必要なエネルギー量も変わります。4 さらに、身体活動量に応じて必要な栄養素の量も変動するため、雪山に行く日とそうでない日で同じ食べ方に固定しないことが大切です。3 持病がある人や、食事内容を大きく変えたい人は、無理に自己判断せず、医師などの専門家に相談しながら進めましょう。2,3

💡 プロのコツ

  • まずは基礎代謝量と身体活動レベルをもとに、1日の目安を見積もりましょう。4
  • よく動く日は、座位中心の日と同じ食事量のままでよいかを確認しましょう。3,4
  • 高血圧、糖尿病、脂質異常症、腎機能の不安などがある場合は、食事やたんぱく質量の調整を専門家に相談しましょう。2,3

パフォーマンスと回復の土台になる食事バランス

健康の保持・増進の基本は、身体活動量に応じてエネルギー収支バランスを保ち、必要な栄養素を過不足なく摂ることです。3 日々の食事は、主食・副菜・主菜・牛乳乳製品・果物という5つの料理区分で考えると整えやすくなります。5 主食はごはん・パン・麺など、副菜は野菜・いも・海藻・きのこを主材料とする料理、主菜は魚・肉・卵・大豆製品を主材料とする料理です。5 野菜はビタミン、ミネラル、食物繊維を多く含み、1日350gが目標とされています。7 食物繊維は日本人で不足しやすく、穀類、いも類、豆類、野菜、果物などから意識して増やすことが勧められます。8 たんぱく質については、総量をむやみに増やすのではなく、身体活動量に応じて調整することが重要です。3

💡 プロのコツ

  • 毎食、主食・主菜・副菜の3つがそろっているかを確認しましょう。5,6
  • 野菜料理を1品足して、1日5〜6皿分を目安に近づけましょう。7
  • 1日1食は麦ごはん、全粒小麦パン、そばなど、食物繊維をとりやすい主食に置き換える方法もあります。8

雪山での食事管理でつまずきやすい点を減らす

外食や中食が多い日でも、主食・主菜・副菜をそろえる考え方を使うと選びやすくなります。5,6 たとえば、主食だけで済ませるのではなく、魚・肉・卵・大豆製品を使った主菜と、野菜を使った副菜を組み合わせるだけでも全体のバランスは整えやすくなります。5 また、食生活では朝食の欠食や食事時間の乱れが課題とされており、活動日ほど食事のリズムを崩さないことが大切です。6 野菜を増やすときは、調味料の使いすぎによる食塩のとりすぎにも注意しながら、加熱野菜や具だくさんの料理を上手に取り入れましょう。7 さらに、食物繊維は主食の工夫でも増やしやすいため、白い主食だけに偏らない工夫も役立ちます。8

💡 プロのコツ

  • 食事を選ぶときは、まず主食・主菜・副菜がそろうかを見る習慣をつけましょう。5
  • 朝食を抜かず、食事の時間が不規則になりすぎないよう意識しましょう。6
  • 野菜を増やすときは、生野菜だけでなく、ゆでる・電子レンジ加熱するなど食べやすい方法も使いましょう。7

継続して調整するための見直しポイント

食事管理は、一度決めた数字を守り続けることよりも、活動量に合わせて見直すことが大切です。3,4 食生活指針でも、日々の食生活を振り返って改善していく考え方が示されています。6 そのため、雪山に行った日、行かなかった日、活動量が多かった週などで記録を見返し、食事量、朝食の有無、野菜や果物の不足、主食・主菜・副菜の偏りを点検していくと調整しやすくなります。5,6,7 たんぱく質量を増やしたい場合も、まずは食事全体のバランスを整えたうえで考え、慢性疾患や腎機能の不安がある場合は医師に相談することが重要です。2,3

💡 プロのコツ

  • 活動量が増えた週は、菓子だけを足すのではなく、まず食事全体の量とバランスを見直しましょう。3,5,6
  • たんぱく質を増やしたいときは、『多いほどよい』と考えず、身体活動量に応じて調整しましょう。3
  • 週に1回は記録を見返し、食事のリズムと料理区分の偏りを点検しましょう。5,6

アクションチェックリスト

基礎代謝量×身体活動レベルをもとに、活動日の推定エネルギー必要量を見積もる。4
essential
活動量が多い日は、普段の食事量で足りているかを記録で振り返る。3,4
essential
1日3食を基本に、朝食を抜かないようにする。6
essential
毎食で主食・主菜・副菜をそろえることを意識する。5,6
recommended
野菜料理を1日5〜6皿分に近づける意識を持つ。7
recommended
1日1食は、麦ごはん・全粒パン・そばなど食物繊維をとりやすい主食を選ぶ。8
recommended
たんぱく質量を増やす前に、食事全体のバランスを確認する。3,5
optional
持病がある場合や食事内容を大きく変える場合は、医師などの専門家に相談する。2,3
optional

避けるべきよくある間違い

活動量が増えているのに、座位中心の日と同じ食事量のままにすること。3,4
朝食を抜くなど、食事のリズムが乱れること。6
主食や主菜に偏り、副菜・果物・乳製品が抜けやすいこと。5
野菜や食物繊維が不足したままになること。7,8
たんぱく質だけを増やせば十分だと考えること。3

よくある質問

スキーヤーやスノーボーダーは、どれくらい食べればいいですか?+
必要な量は体格や活動量によって変わります。基本は、基礎代謝量に身体活動レベルを掛けて1日の目安を考える方法です。4 身体活動量に応じてエネルギーや栄養素の必要量は変動するため、よく動く日は普段の食事量で足りているかを記録で振り返るのが実用的です。3
滑り始める前の朝食は、どんな考え方で選べばいいですか?+
まずは朝食を抜かないことが大切です。6 内容は、主食・主菜・副菜の考え方を朝にも当てはめると整えやすくなります。5 たとえば、ごはんやパンなどの主食に、卵・魚・大豆製品などの主菜、さらに野菜や果物を組み合わせると、栄養の偏りを減らしやすくなります。5,7
ロッジや外食で食べるなら、何を意識すればいいですか?+
特定のメニュー名にこだわるより、主食・主菜・副菜がそろう組み合わせかを見るのが基本です。5,6 さらに、野菜料理を1品足し、果物や乳製品も補えそうなら加えると、全体のバランスを取りやすくなります。5,7
間食はどう選べばよいですか?+
間食は、菓子だけで済ませるより、不足しやすい食品群を補う考え方が役立ちます。5 たとえば果物や乳製品、食物繊維をとりやすい穀類、いも類、豆類を取り入れると、全体の食事バランスを整えやすくなります。5,8 菓子や嗜好飲料は楽しく適度にする考え方が基本です。5
たんぱく質は多いほどよいですか?+
いいえ。総たんぱく質摂取量が多いほど筋肉量が直線的に増えるわけではなく、身体活動量に応じて摂ることが重要です。3 慢性腎臓病やそのほかの持病がある場合、高たんぱくの食事が適さないこともあるため、医師に相談しましょう。2,3
野菜や食物繊維は、なぜ意識したほうがいいのですか?+
野菜はビタミン、ミネラル、食物繊維を豊富に含み、健康の保持・増進に役立つ食品です。7 食物繊維は便通や腸内環境に関わるだけでなく、日本人では不足しやすいため、穀類、いも類、豆類、野菜、果物などから意識して増やすことが勧められます。8

出典

  1. 成人を対象にした身体活動指針 — 厚生労働省 e-ヘルスネット
  2. 身体活動と生活習慣病 — 厚生労働省 e-ヘルスネット
  3. 運動と栄養 — 厚生労働省 e-ヘルスネット
  4. 肥満と健康 — 厚生労働省 e-ヘルスネット
  5. 食事バランスガイド — 厚生労働省 e-ヘルスネット
  6. 食生活指針 — 厚生労働省 e-ヘルスネット
  7. 野菜、食べていますか? — 厚生労働省 e-ヘルスネット
  8. 食物繊維の必要性と健康 — 厚生労働省 e-ヘルスネット

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